人間ドック

当院で行う人間ドックについて

人間ドックは健康診断の一種で、法的な義務がない「任意検査(自費診療扱い)」です。特定健診や雇入時健診と比べて検査項目が豊富で、より詳しく調べることが可能です。
当院では人間ドックに対応しています。胃カメラドックと大腸カメラドックの2種類を行っています。症状によっては保険診療になることもありますので、お気軽にお問い合わせください。

人間ドックのメリット

人間ドックの検査項目数は非常に豊富で、問診や診察をはじめ、身体計測5種類と、生理検査8種類、X線検査、エコー検査3種類、生化学検査17種類、血液学検査8種類、血性額検査1~3種類、尿検査、便検査など、多くの検査が受けられます。そのため色々な角度で体を調べることができ、通常の健康診断では発見できない疾患、自覚症状に乏しい疾患の早期発見にも繋がります。
プランによっては検査結果の説明や生活習慣の指導なども受けられますので、よりご自身の健康維持にも役立ちます。

このような方は一度ご受診下さい

  • 「内視鏡検査を受けないといけない」と思ってはいるが、無症状なので受けていなかった方
  • 「人間ドックを受けてほしい」と思っているご家族の方がいる
  • 胃がんや大腸がんになった血縁者がいる方
  • 「40代になったので、そろそろ受けたい」と考えている方

検査項目とメニュー

※未定

胃カメラドック

40歳以上のがん検診の受診率は、胃がんの場合は38.4%、大腸がんの場合は39.1%だと報告されています(2016年調べ)。
自治体で行われている検診の受診率は、どちらも30%前後で、企業からの勧めで毎年検査を受けている方もいる一方で、受ける機会を逃している方も少なくありません。
是非ご自身で機会を作り、受診して頂きたいと思っております。

40代から受診をしましょう

胃カメラ検査は、胃がんの早期発見に繋がります。初期の段階から発見して治療を受けると、治療における負担も軽減されます。
特に長期休暇を取るのが難しい働き盛りの世代の方には、検査に対する意識を高めていただきたいと思っています。
心配な方は、お早めに当院へご相談ください。

流れ

1ご予約

WEBまたはお電話にてご予約ください。

2検査当日

午前中に検査を受ける場合は、夕食を前日夜21時までに済ませてください。それ以降は絶食で過ごしてください。また、検査2時間前まででしたら、コップ1杯程度の水またはお茶を飲んでも問題ありません。当院に到着されましたら、問診票へ記入していただきます。

3検査開始

検査前に、鎮静剤を静脈に注射していきます。麻酔が効きましたら、胃カメラを挿入していきます。検査は5分~10分程度で終わりますが、細かい検査が必要な方は、さらに10分~15分程度かかる可能性もあります。

4検査終了

鎮静剤の効果が切れるまで、リカバリースペースで過ごしていただきます。

5検査結果

検査結果について医師が説明していきます。検査後から1時間は、飲食と喫煙をせずに過ごしてください。1時間経過した後に、少量の水を飲んで咳き込まないと確認できましたら、その後は飲食を行っても大丈夫です。

大腸カメラドック

大腸カメラ検査を受けていただく人間ドックです。ご来院から検査結果の説明まで、およそ3~5時間で終わります。。

日本の全がんでの死亡者数は36.8万人です(2014年調べ)。その中で大腸がんは4.8万人だと報告されており、毎年13.4万例が新たに大腸がんだと診断されています。
国立がん研究センターがん対策情報センターのまとめによりますと、大腸がんの5年生存率は71.1%で、ステージIが 95% ステージⅡが83.3% ステージⅢが77.4%と報告されています。しかし、ステージⅣの5年生存率は、一気に16.9%までになります。
この統計から、ステージⅢまで治療を受ける重要性が分かります。
大腸がんをはじめとする腸の疾患を早期発見するためにも、大腸に特化した人間ドックを受けて頂きたいと思っております

便潜血検査

大腸がん検診と聞くと、「便潜血検査」を思い浮かぶ方が多いと思います。便潜血検査とは、採取した便の一部を専用の容器に入れて提出する検査方法です。便の中に含まれている、がん由来の血液成分がないかを調べていきます。
現在の便潜血検査は「科学法」ではなく、「免疫学的測定法」が採用されています。
化学法では、食物の中に含まれるヘモグロビンなどの成分にも反応してしまうという問題があったため、検査前には食事制限を行う必要がありました。
しかし、現在の方法では、食事制限を行う必要はありません。容器に入れた便は、室温では数日間、冷蔵では1週間ほど保存できるものですので、この期間内に提出してください。
便潜血検査は、胃がん、大腸がん、子宮頸部がん、乳がん、肺がんの検診に有効な方法とされています。便潜血検査を受けて陽性だった場合は、大腸カメラ検査を受けていただきます。
40歳以上になった方はぜひ、年に一度は大腸がん検診を受けましょう。

大腸カメラ検査

大腸がんは早期発見・治療を行えば、95%以上の確率で治ると言われています。大腸がんを発症する可能性がある大腸ポリープは、初期の段階から切除を済ませておけば、大腸がんのリスクを軽減することが可能です。
大腸ポリープ・早期の大腸がんは、大腸カメラ検査中に切除することができますので、定期的な検査と必要な治療で、がんのリスク低減を目指しましょう。

大腸がん検診で異常を指摘された方は、無症状でも放置は厳禁です。
そして便秘や下痢、お腹の症状でお悩みの方、特に40歳以上の方は大腸がんのリスクが高くなりますので、大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。

流れ

1ご予約

WEB予約、またはお電話で診察のご予約をお取りください。

2診察・説明

診察では、大腸カメラ検査を受けたことがないか、アレルギーがないか、現在服用している薬の種類などについてお伺いします。
薬を飲んでいる方は、おくすり手帳または薬をそのままお持ちください。
診察が終わりましたら、検査前日と検査2日前に服用するお薬の説明、食事の制限などの説明を行います。説明が終わりましたら、検査日の予約を行っていただきます。

3検査前

診察日に処方した、便を軟らかくする薬を服用してください。
検査食を食べてください。検査食を希望されない方は、お粥などの消化の良い食べ物にしてください。21時以降は何も食べずにお過ごしください。水は飲んでも問題ありません。

4検査当日

朝食は抜いて、ご予約の時間までにお越しください。到着しましたら、前処置スペースへご案内します。

5検査開始

ウトウトした状態で検査を受けられるよう、鎮静剤を静脈へ注射していきます。
大腸カメラを肛門から入れ、大腸(結腸・直腸)の内部を直接見ていきます。
大腸ポリープまたは早期大腸がんが発見された際は、その場で切り取ることも可能です。
検査は15~20分程度で終わります。大腸ポリープ・早期大腸がんの切除も行った場合は、さらに20~40分ほど要します(サイズや個数によっても変動します)。

6検査終了

鎮静剤が切れるまで、リカバリースペースでお過ごしいただきます。その後は、待合室にてゆっくり待機してください。温かい飲み物をご用意します。

7検査結果

検査結果の説明を行います。検査後からの1時間は、喫煙・飲食をしないでください。1時間経過したら少量の水を口に含み、むせないようでしたら、その後は飲食を行っても構いません。

注意事項

  • 検査前には、「胃カメラまたは大腸カメラ検査の同意書」「オプション検査へのご案内」「便潜血検査用の容器(大腸カメラ検査を受けない方)などが同封された封筒をご自宅へ郵送します。検査当日にお持ちください。
  • (大腸カメラ検査を受ける方は)検査前日はお粥やうどんなど、消化の良い食事にしてください。就寝前になりましたら、下剤を飲んでください
  • 胃カメラ検査だけ受ける方は、検査当日に何も食べずにお越しください。お茶や水は飲んでも構いません。

料金

よくあるご質問

便の検査が陽性になった場合全員が大腸がんを心配しなければならないの?

仮に検査で「陽性」と出たからといってがんであることが確定したわけではありません。検査で陽性となる確率は5%程度ですが、一方国民全体における大腸がんの有病率は0.2%です。陽性の場合に本当のがんである割合「陽性的中率」は3〜6%であると考えてください。つまり便潜血が陽性となっても、その多くががん以外の要因によるものであるということです。一方で検査が陽性である人のがんの可能性は陰性である人と比べると33〜58倍と計算されます。がんの可能性は低いものの、陰性の方にくらべるとリスクが高いと理解しておくべきでしょう。

便潜血検査は早期の段階で見つけられるの?

便のヘモグロビンに反応する検査方法ですから、病変が大きくなったつまり進行するほど陽性率は高くなります。標準的な2日法の場合だと感度は85.6%、早期がんでは61.3%でした。2)つまり早期がんでの発見は進行がんに比べると7割程度の感度に落ちてしまうということです。ただし毎年検査を行うことで見落としの割合(進行がんだと約15%早期がんで約40%)を減らしていくことができます。

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