お知らせ

2023.09.06

医療事務募集のお知らせ

当院では医療事務の募集を行っております。
くわしくは以下ボタンよりご確認ください。

2023.03.15

かぜ症状の診療について

かかりつけの患者様への発熱外来を数名に限り行っております。
かぜ症状での診療をご希望の方は発熱の有無に関わらず、必ず来院の前に確認のお電話をいただき、来院の手順に沿って院内での感染拡大の防止にご協力いただきますようご協力をお願いいたします。

受診の流れ

1)電話での問診(8:30〜9:30。予定件数上限で受付終了)
※夕方以降のお呼び出しのこともあります

2)当院より電話で来院のご案内

3)お車で待機

4)専用ブースでの診察(お二人まで)

受診に際して知っておいていただきたいこと
  • 原則当院にかかりつけ、または近隣にお住まいである方を対象とします。一日の上限数を超える場合には当日のご対応ができないこともあります
  • 受診の際には電話であらかじめの問診をおこないます。通常診察が終了してから電話で個別にお呼び出しいたします(午前中に連絡をいただきましても、診療検査の都合によりお呼び出しが夕方以降になることがあります)
  • 診療は別入口から専用対応ブースにご案内します。スペースに限りがあるためおふたりまでの入場に限らせていただいております
  • コロナPCR検査および抗原検査は有症状者に限り行います(それ以外は自費診療となります)。結果はお電話でお伝えします。検査結果が必要な方はこの際にお伝えください。陰性証明書の発行は行なっておりません
  • 当院には発熱者専用の待機スペースがございません。できるだけ自家用車での来院、診察までの待機をおねがいいたします
  • ワクチン接種および内視鏡検査等対応によりお受付していない日もございますのでご了承ください。下記に発熱対応の医療機関をお示ししますのでご利用ください
■リンク■

発熱等診療・検査医療機関一覧(西宮市)

2023.03.14

大腸がん検診を受けましょう!

まずは便潜血検査から

2014年の統計によると、日本における全がんでの死亡は36.8万人で、そのうち大腸がんは4.8万人でした。毎年13.4万例があらたに大腸がんと診断されています。国立がん研究センターがん対策情報センターのまとめでは、大腸がんの5年生存率は71.1%でステージ別の内訳をみると、ステージI 95% ステージⅡ83.3% ステージⅢ77.4%、に対しステージⅣは16.9%にまで低下してしまいます。
つまりステージⅢまでは治療により救われる可能性が高いのです。1)
大腸がん検診といえば、まずは「便潜血検査」です。これは便器にティッシュを敷いた状態で便の一部を採取し、専用の容器に入れて提出しその中のがん由来の血液成分を検出するという方法です。便潜血検査は現在「免疫学的測定法」というものが使用されています。以前には化学法という方法が用いられていましたが食物の中に含まれるヘモグロビンなどの成分に反応することがあるため事前の食事制限を要しましたが、現在はそのような必要はありません。これで陽性の場合には精密検査である内視鏡検査を行うこととなります。容器に入れた便は室温で数日間冷蔵で1週間ほどの安定性を保っており、この期間に検体を提出しにきてください。日本では5つの「がん検診」が有効な検診として推奨されています(胃・子宮頸部・乳房・肺・大腸)。40歳以上での年に1回の大腸がん検診を受けておきましょう。西宮市では現在70歳以上の大腸がん検診が無料で受けることができます。

よくある質問 Q&A

Q. 便の検査が陽性になった場合全員が大腸がんを心配しなければならないの?
A. 仮に検査で「陽性」と出たからといってがんであることが確定したわけではありません。検査で陽性となる確率は5%程度ですが、一方国民全体における大腸がんの有病率は0.2%です。陽性の場合に本当のがんである割合「陽性的中率」は3〜6%であると考えてください。つまり便潜血が陽性となっても、その多くががん以外の要因によるものであるということです。一方で検査が陽性である人のがんの可能性は陰性である人と比べると33〜58倍と計算されます。がんの可能性は低いものの、陰性の方にくらべるとリスクが高いと理解しておくべきでしょう。
Q. 便潜血検査は早期の段階で見つけられるの?
A. 便のヘモグロビンに反応する検査方法ですから、病変が大きくなったつまり進行するほど陽性率は高くなります。標準的な2日法の場合だと感度は85.6%、早期がんでは61.3%でした。2)つまり早期がんでの発見は進行がんに比べると7割程度の感度に落ちてしまうということです。ただし毎年検査を行うことで見落としの割合(進行がんだと約15%早期がんで約40%)を減らしていくことができます。

◆特殊ながん“de novo(デノボ)”がん

大腸ガンのおおくは先ほどのようにポリープ(腺腫)から発生すると考えられていますがいっぽう平坦型のポリープが存在しこれは早期にがん化する症例があったり、ポリープを経ないでがんが発生する症例も実際にはあります。
2)1987―1988年 日本10施設の大規模共同研究。416,382人を対象としたもの

まとめ

・大腸がんはがんの中でもポピュラーながんである
・ステージⅢまでに発見すれば治療で救われる可能性が高い
・大腸ガン検診は便に付着したヘモグロビンを検出する方法である
・検診を毎年受けることによって内視鏡検査で大腸ガンが発見されるタイミングを見逃さないことが大切である
・大腸がんにも少数であるが進行の早いがんがある

大腸がんを診断する第一の検査

大腸内視鏡のご案内

参考文献

1)国立がん研究センターがん対策情報センター(2015)
2)Hisamichi S, Fukao A, Fujii Y,Tsuji I et al. Mass screening for colorectal cancer in Japan. Cancer Detect Prev. 15(5): 351-356, 1991

2023.03.14

早期で見つけられるチャンスを逃さないために

死亡数は多いけれど、死亡率は決して高くない胃がん・大腸がん

癌での死亡率は大腸がんが2位で胃がんが3位、毎年10万人以上の方に大腸がんと胃がんが見つかっています1)。胃がんについてはその原因の90%以上を占めるピロリ菌やそれに起因する胃炎の有無によって発がんのリスクを知っておくことが大事です。大腸がんについては生活習慣の変容により今後も増え続ける病気です。内視鏡検査はこれらの病気を早期に発見、生検により診断することが出来る唯一の方法です。大切なのは内視鏡検査は深刻な症状が出る前に受けることです。たとえば検診(健診)も体が元気で不自由がなくても毎年皆さん受けますよね。胃カメラ、大腸カメラも同様に安心して定期的に受けられる検査になることが私たち消化器内科医が最も望むところであります。

4割弱の現状 求められる受診率

全国における2016年の40歳以上のがん検診の受診率は胃がんで38.4%、大腸がん39.1%でした。これには人間ドックなどが含まれています1)。一方、市区町村で行われている検診に限ると受診率はいずれも30%前後でした2)。企業の薦めで毎年のように内視鏡検査を受けている方もいれば、一方で受検のチャンスがなく過ごされている方も多いのが現実です。

がん年齢は40歳代から、症状がなくても50歳までに内視鏡検査を

内視鏡検査を受ければ多くの胃がん・大腸がんは早期で発見することができ、最小限の負担で治療が完了します。特に長く休むことが許されない忙しい現役世代の方には、検査へのモチベーションを高めたいと思っています。気になる方はお早めに当院へご相談をお待ちしております。

参考文献

1)国民生活基礎調査による都道府県別がん検診受診率データ.国立がん研究センターがん情報サービス
2)国民生活基礎調査.平成25年

2023.03.14

【世界最大の感染症⁉︎】ヘリコバクターピロリ菌について

ピロリ菌は国民総除菌の時代へ

日本では2000年11月よりピロリ菌の除菌療法(1次除菌)が保険で認められるようになり、さらに2007年2次除菌療法が保険適応となり多くの患者さんが胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発から解放されました。さらに2010年6月、胃・十二指腸潰瘍以外にMALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者さんに保険適応が拡大しました。一方で50歳以上の世代では6割以上の感染率(2000年初頭)を有するピロリ胃炎のに対する除菌が待たれていましたが、2013年2月よりようやく治療の保険適応が認められるようになりました。これにより発がんの母地とされるピロリ菌による慢性胃炎からの胃がん予防も期待されるようになりました。治療の適応が拡大し、まさに「ピロリ菌国民総除菌」の時代となりました。

ヘリコバクターピロリ感染症とは

ヘリコバクターピロリ(H.pyroli)は鞭毛を有するグラム陰性のらせん状細菌で、ウレアーゼという物質を産生し胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、胃に定着してしまいます。感染者は我が国だけでも5-6千万人、全世界で20億人以上も存在するため、単一感染症としては最大の感染症ともいえます。多くは小児期に口から感染し、生涯にわたり胃粘液中に生息すると考えられています。

H.pyroli感染胃炎と胃癌

わが国では年間約5万人が胃がんにて死亡しています。H.pyroli感染が重要な危険因子であり、日本の胃がんの95%以上はH.pyroli感染によって引き起こされれていると報告されています。ドックなどで行われているペプシノーゲン検査、H.pyroli抗体検査を活用することでH.pyroli胃炎の疑いで受診することも病気の早期発見に役立つものであると考えています。検査で異常を指摘された方、これまでにそのような検査を受けたことがない方はぜひ一度診察でご相談ください。

2022.12.26

新規提携駐車場のお知らせ(12/26)

パーキング北名次パーキング北名次(建石筋県道82号線沿い西側、なつぎ薬局横)が利用可能となりました。
獅子が口・甲陽園方面からお越しの際にご利用ください。
受付にて1時間の駐車券をお渡ししています。

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